美白を追求するなら、美白スキンケアなどによる外からのアプローチだけでなく、サプリメントで体の内側からコントロールするのがもっとも効果的です。
ただ美白効果を求めるあまり、いくつかのサプリを併用するのは、時として逆効果になる恐れもあります。
決して安価ではない美白サプリだからこそ、ムダにせず効果を実感したいものですよね。
ここでは、美白サプリの効果的な飲み方について詳しく解説していきます。
相乗効果の見込める美白サプリの飲み合わせについても紹介していますので、美白サプリの入門として、また美白サプリの効果を実感できないと悩む人も、ぜひご覧ください。
効果が出ないと悩む原因は、ひょっとしたらあなたの飲み方にあるのかもしれませんよ。
美白サプリはいつ飲むのが効果が高いのか
美白サプリには、服用する用量の記載はあっても、服用するタイミングまで書いてあることは少ないですね。
それは、基本的に一日のどのタイミングで飲んだとしても効果にそれほど違いがないことから、メーカーがあえて記載していないことが理由です。
では、定められた用量のうちなら、好きなときに飲んでいいのか?というと、決してそうではありません。なぜなら、もっとも美白効果の見込める服用タイミングが存在するからです。
結論からいうと、美白サプリは「1日3回、食事ごとに分けて摂取する」よう心がけるのがベストです。
理由は、食事の際に摂取すると他の栄養素とともに体内へ吸収されるため、美白有効成分の浸透率がぐんと高まるからです。
また、美白サプリに多く含まれるビタミンCは、水溶性の性質から、一度に多量摂取すると吸収される前に尿として排出されてしまう欠点があります。
一日に複数回に分けて摂取することで、効率よく吸収するためのサポートができるわけです。
サプリごとの用量によりますが、1日3粒であれば1回の食事ごとに1粒ずつ服用するのが理想といえますね。
美白サプリを飲むべきタイミングは食前?食後?
1日3回、食事ごとに分けて飲めばいいということはわかりましたが、では食前と食後では、どちらのほうが効果が見込めるかわかりますか。
答えは、ずばり「食後」。
しかも、できれば消化が十分に済んでいない食後30分以内が理想です。
これは、胃の中に食べものが残っている状態であれば消化器官のはたらきが活発になっているため、吸収率が向上することによります。
特に、抗酸化作用をするビタミンEは、夕食後に服用すると効果大。
睡眠中の吸収率が約20~25%も向上するので、寝ている間に体内をデトックスしてくれるため、翌朝にスッキリと目覚めることができます。
季節や体調によって、服用タイミングを調整してみるのも賢い選択といえますね。
なお、サプリメントによっては効果の高い成分がふんだんに含まれていることから、時として空っぽの胃には刺激が強すぎることがあります。
胃が荒れてしまっては、美白どころかお肌の調子もボロボロになってしまいますよね。
こうならないためにも、きちんと用量を守って、食後に服用するよう心がけましょう。
効果を感じるには、美白サプリはどれくらいの期間飲み続ければ良いのか
美白サプリは、その効果の判断基準に悩む商品のひとつですね。
「なんとなくシミが薄くなったような気がするけど…」「お肌の調子が多少はよくなったかも…?」と、目に見えて効果が実感できないことが、挫折しやすいデメリットです。
でも、せっかく効き始めているタイミングで諦めてしまっては、これまでの投資がムダになりかねません。
人の肌は、ターンオーバーを繰り返して表皮が生まれ変わります。
皮膚の奥深くにある新しい細胞が表面の古い細胞を押し上げることで、今あるシミが剥がれ落ちるしくみです。
このサイクルは、大人で約35~40日周期といわれています。
根深いシミは1回のサイクルでは消えません。
効果を実感するには、医薬品の美白サプリで最低2サイクル、つまり3カ月間は様子をみましょう。
栄養補助食品の美白サプリでは、半年~1年単位はかかるとみておいたほうがよさそうです。
美白サプリの組み合わせの注意点
冒頭で述べたように、美白サプリは飲めば飲むほど即効性が認めるのかというと、決してそうではありません。
もしいくつかの美白サプリを併用するなら、美白有効成分の配合量や、各成分の相性に注意しなければ、かえって逆効果になるリスクがあります。
各成分の摂取量の注意点
美白有効成分の代名詞であるビタミンCは、一日の摂取目安量は100mgとなっています。
過剰摂取しても、水溶性の性質から尿で排出されるため上限は明確に定められていませんが、多く摂りすぎるとまれに下痢の症状がみられることや、ある種の抗がん剤の効果を減弱させることがあるといわれています。
美白サプリには、商品1つだけで1,000mgものビタミンCが含まれているものも多いです。摂取量に上限がないとはいえ、摂りすぎは禁物といっていいでしょう。
一方、ビタミンCと似たはたらきをする成分であるL-システインに関しては、日本国内においては摂取目安量が設定されていません。
ただ、WHO(世界保健機関)が定める推奨摂取量には、原材料のメチオニンと合算して「体重1kg当たり15mg/日」と決まっています。
おおまかな目安としては、諸説ありますが1日に1,500mgほど摂取すると、吐き気や腹痛などの副作用が発生する可能性があるといわれています。
美白サプリの医薬品承認基準にL-システインは上限240mgと規定があることからも、ビタミンCと同様、過剰摂取には注意すべきです。
最後に、肝斑に効くトラネキサム酸はどうでしょうか。
トラネキサム酸も摂取目安量の設定はないものの、通常は「750~2,000mg/日」の範囲内で服用することがすすめられています。
これを大幅に超過すると、副作用として吐き気や発疹などがあらわれることがあります。
一般的に流通している肝斑向けの美白サプリや医薬品は、おもに1,000mg以内のものが多いですから心配には及びませんが、複数併用する際には注意が必要です。
各成分の相互作用について
美白有効成分の中には、同時に摂取することでお互いに干渉しあい、より優れた効果を発揮する成分があります。
これらは単体で摂取するより、効果が2倍、3倍にも膨れ上がる効果の高い組み合わせです。
もちろん、1つの美白サプリの商品の中にいずれの成分も含まれていることも多々ありますが、場合によってはサプリメントをひとつ追加することで、より効果が期待できるケースもあります。
相性の良い美白成分の組み合わせ
ビタミンCは、似た作用をするL-システインと一緒に摂取することで、より高い美白効果に期待できる代表的な組み合わせです。
なぜなら、ビタミンCは同じはたらきをするL-システインがいるだけで、より強くメラニン色素に作用し、肌のターンオーバーを促進することができるからです。
二人いればその力は2倍以上、というわけですね。
このことから、美白サプリの多くにはビタミンC、L-システインそれぞれが高配合されているものがほとんど。
中でも、L-システインの医薬品承認基準は、前述の摂取目安量にまだ足りませんので、プラスして服用すればより高い相乗効果が見込めます。
相性の悪い美白成分の組み合わせ
相性のいい美白成分があれば、一方で相性の悪い美白成分というのも、やはり存在します。
ビタミンCと同様に高い抗酸化作用があることで、美白サプリによく含まれるビタミンE。
活性酸素の生成を抑え、肌の老化を防いでくれるため、美白と美肌を叶えるのに効果的な成分ですが、この特徴がとある成分に対しては、マイナスにはたらくことがあります。
それは、鉄分。ビタミンEには、血液の抗凝固作用があることから、本来体内に取り入られるべき鉄分に対しても悪影響を及ぼし、酷い場合には鉄分不足により貧血を引き起こす恐れがあります。
鉄分は、摂取することで女性特有の悩みの改善し、体の内側から美肌を引き出す狙いで美白サプリにも含まれることがある成分です。
本来、ビタミンEの摂取目安量は15mg/日です。
美白サプリには多くて50mgも含まれていることがありますから、単体では影響はほぼないものの、複数併用するとなっては、ビタミンE、鉄分それぞれ意識する必要がありそうです。
まとめ
美白有効成分がぎゅっと詰まった美白サプリを服用すれば、効率よく美白が叶うと思い込みがちですが、その道のりは決してラクなものではありません。
用法・用量を守り、効果の高いタイミングで服用すること。
配合成分の相性に注意しながら、効果が見込める組み合わせに関しては、決まった用量の範囲内で工夫して摂取すること。
自分のシミの状態や、ライフスタイルと相談しながら工夫するのが近道です。
じっくりと効果があらわれる過程を楽しみながら、ぜひ取り組んでみてくださいね。
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